1)動詞の現在分詞形を使うもの,と
2)過去分詞形を使うもの,です.
1)の例を挙げると a reducing agent (還元剤)
2)の例を挙げると the shown figure (示されている図)
では,どんな時に現在分詞形(~ing)を用いるかというと,文章にした時に,修飾されている名詞が動詞の主語である場合です.
1)の例を文章にすると An agent reduces.(薬品は還元する.)
ここで,agentは動詞reduceの主語になっています.
一方,過去分詞形(~ed)を用いるのは,文章にした時にも動詞が過去分詞形で使われる場合です.
2)の例を文章にすると the figure is shown (図が示される.)となり,showという動詞は過去分詞形で使われています.
この場合は修飾されている名詞 figureが動詞 showの目的語になっているとも言えます.
I show the figure. → the figure is shown (by me)
それでは「生じた沈殿」は英語でどう言えば良いでしょう?
まず「沈殿(precipitate)が生じる(result)」という文を作ってから考えてください.
沈殿(precipitate)が生じる(result)は「A precipitate results.」ですね.
さて,ここでprecipitateはresultsの主語になっているので,
正解は「A resulting precipitate」となります.
参考:「化学英語30講」より第17講 動詞から作る形容詞
参考:「化学英語30講」より第17講 動詞から作る形容詞