とくに一文が長くなる傾向がある論文では多用されています。
A series of nickel(II) complexes comprising N,N,N',N'-tetramethylethylenediamine (tmen), benzoylacetonate (bzac), and a halide anion (X), Ni(tmen)(bzac)Xn(H2O)(n=1~4, X= Cl, Br, I), have been synthesized.
論文のアブストラクトの最初の1行ですが、comprisingという現在分詞により5文型中最も単純な第1文型(S + V)となっています。(関係代名詞を使うと複文になる)
つまり、主部は
A series of nickel(II) complexes comprising N,N,N',N'-tetramethylethylenediamine (tmen), benzoylacetonate (bzac), and a halide anion (X), Ni(tmen)(bzac)Xn(H2O)(n=1~4, X= Cl, Br, I),
述部は
have been synthesized.
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さて、それでは動詞を形容詞として使うときに注意するべき点は何でしょう?
それは現在分詞と過去分詞のどちらを選ぶのか、ということです。
選択に迷ったときには、進行形と受動態を作ってあてはめ、文意に合うかどうかを見てみましょう。
例えば 「酸化剤」というのは「酸化する」「剤」(薬)ということなので
An agent which is oxidizing. → An oxidizing agent となります。
逆に「酸化アルミニウム」というのは「酸化された」「アルミニウム」なので
Aluminum which is oxidized. → Oxidized aluminum となります。
それでは、生じた沈殿は英語にするとどうなりますか?
「生じる」に「result」や「occur」などの「自動詞」を用いると、
A precipitate which is resulting (occurring). → resulting (occurring) precipitate
一方、「生じる」に「produce」や「generate」などの「他動詞」を用いると、
A precipitate which is produced (generated). →produced (generated) precipitate
となります。
もう一つ、気をつけたいのは、過去分詞を置く位置。通常は名詞の後に置きますが、名詞の前に置くか、後に置くかで意味が変わることもあるのです。
それでは質問です。「使用した溶媒(solvent)」。次のどちらが正しい表現ですか?
1。 a used solvent
2。 a solvent used
正解は2。
1は「使用済みの溶媒」という意味になってしまいます。Used cars(中古車)が「使った車」という意味にならないのと同じです。
おまけのひとこと。
「An oxidizing agent」は「An oxidation agent」と複合名詞でも表現できます。
「An oxidizing agent」は「An oxidation agent」と複合名詞でも表現できます。
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